自動車整備士の不足が問題みたいだけど、将来性はどうなんだろう
今現在、自動車整備士不足で悩んでいる整備工場はたくさんあります。
辞めてしまう方が多く、自動車整備士を目指される方が少ないのが現状です。
ですが、自動車整備士を目指したい!と思っている方もいるはず!
せっかくなるなら後悔はしたくないですよね?
この記事では、これから自動車整備士に就職を考えている方に向けて、自動車整備士の仕事内容や、需要、おすすめの転職先などを紹介しています。
是非最後まで読んでいただき参考にしてもらえたらなと思います。
どうして自動車整備士は不足しているの?
少子化に伴い、どの企業でも人材不足が問題になっています。
自動車整備士業界も例外ではなく、人材不足に陥っている状況です。
自動車整備士が不足している原因に、若者の車離れなどが挙げられます。
もちろんそれも理由の1つだとは思いますが、1番の原因は、単純に自動車整備士のイメージが悪い!これに尽きると思います。
日本自動車整備振興会が調べたデータ(自動車分解整備業実態調査結果)によると、平成22年度の整備士数は342,897人で、平成31年度では336,897人です。
入社しても辞めてしまったり、そもそも入社人数が少ないのが現状です。
それは、先程も言いましたが、自動車整備士のイメージが悪いからです。
残念ながら、自動車整備士はこれに当てはまっているんですよね。
さらに、もらえる給料も多くはないので、そもそも目指したいと思う方が少ないんです。
自動車整備士の年間平均給与は3,924,000円です。(平成31年度 自動車分解整備業実態調査より)
自動車整備士の仕事内容は主に3つ!
自動車整備士の主な仕事内容は、点検整備、緊急整備、分解整備の3つに分けられます。
点検整備
自動車整備士の仕事の中での大半がこの点検整備です。
点検整備の内容は、車検などで自動車を定期的に点検し、その都度修理や交換が必要な箇所は修理や交換をし、未然に故障を防ぐことです。
安全に自動車に乗るためにも重要な仕事内容といえますね。
緊急整備
緊急整備とは、突然自動車が動かなくなってしまったり事故で走行不可能になってしまった際に、安全に走行できる状態に整備をすることです。
特に自動車の不具合に対して迅速に修理をすることは、自動車整備士としての信頼にも繋がる部分なので、基本的には経験豊富な方が行うケースが多いです。
分解整備
分解整備とは、エンジンの内部に不具合がある場合や、ミッション(変速機)内部に不具合がある場合などに、中身を分解し不具合部位を修理し組み立てる作業のことをいいます。
特に最近の自動車は、電気系統が複雑化しているので分解整備には専門的な知識が必須となります。
なのでこれから自動車整備士を目指す方や今後も自動車整備士としてやっていく方は、知識のスキルアップも必須となってきます。
その他
それ以外の仕事内容として、カーナビや外装品といったオプション品の取り付けや、カー商品の販売などの業務もあります。
整備の技術以外にも、営業力も兼ね備えた自動車整備士はどのお店でも重宝されるので、整備だけ頑張ればいいというわけではないんですよね。
ただ、自動車整備士の仕事の1番の目的は、お客様の自動車の故障などを未然に防ぎ、安全、快適に乗ってもらうことです。
自動車整備士の今現在の需要は高いが…
今現在は自動車整備士の需要は高いです。
先ほど述べたとおり、自動車整備士不足で悩んでいる整備工場は非常に多いので、これから自動車整備士として働きたいと思っている方は、就職に関してはそれほど難しくないと思います。
一般財団法人 自動車検査登録情報協会が発表した自動車保有台数を見ると、毎年保有台数の数は増えていますし、今現在(2020年 7月時点)の自動車整備士の需要は非常に高いと言えますね。
ただ、10年、20年先の事を考えると、将来性は低いだろうなと私は思っています。
自動車保有台数が増えていると言いましたが、将来的には保有台数は間違いなく減ってくると思いますし、整備工場の数も間違いなく減ってくると思います。
今後自動車のハイテク化(電気自動車など)や、カーシェアリングの普及が進んでいきます。
すると、自動車の故障自体も減りますし、複数人で車をシェアする事で1人の車の保有台数も減っていきます。
整備工場も車の進化に合わせて設備などの投資が必要になってくるので、対応できない整備工場も間違いなく出てくるはずです。
そうなってくると自動車整備士の需要も下がってきますよね。
そう考えるとやっぱり自動車整備士の将来性は低いんでしょうね…。
これから自動車整備士として働くならディーラーに就職すること!
でもやっぱり自動車整備士を目指したい!と思っている方は、ディーラーに就職することをおすすめします。
(ディーラーとは、トヨタや日産、スズキといった有名メーカーの整備工場のこと)
ディーラーであれば、民間の整備工場よりも給与も安定していますし、これから出てくる最先端の車の知識もしっかり学べます。
これからも自動車整備士として働き続けるには、当然ですが車の知識を学び続けないといけません。
ディーラーであれば新しい車の情報もしっかり学べますし、最先端技術も学べます。
そういった面でも、ディーラーは民間の整備工場よりも優れていると言えますね。
整備士不足が問題になっている今であれば、未経験での募集もあるのでまずは転職サイトなどで求人情報をみてみる事をおすすめします!
まとめ
本記事のまとめ
- 整備士のイメージは悪く目指す方自体が少ない
- 今現在自動車整備士の需要は高いが長い目で見ると低い
- 選ぶ整備工場はディーラー一択!
深刻化している自動車整備士の人材不足問題。
沢山の整備工場が人材不足に悩んでいます。
まだまだ自動車は必需品ですよね。
特に地方にお住まいの方であれば、自動車がない生活は本当に不便だと思います。
自動車を乗るためには、自動車整備士は必要不可欠な存在です。
このままでは本当に自動車整備士の人数が足りなくなってしまいます。
自動車整備士になりたい!と思う方が増えてくれるような変化を、自動車整備士業界には期待したいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
Twitterでは主に記事の更新通知や子育て、夫婦、仕事に関するツイートをしていますので、是非フォローをよろしくお願いします!
またね!